ATマーク
「装甲騎兵ボトムズ」が好きっ!
っていうかフィアナ及び郷田ほづみさんのファンな私の
独断と偏見に満ちたお話

オリジナルビデオ「ザ・ラスト・レッドショルダー」その2〜
←その1はこちらです
 
甘くて苦いキス


ここで「いやぁー!」と悲鳴をあげた人は多いのではないでしょうか?
いえ、わたしはそうだと信じています(だってぇ〜)。

「何でそーなるのっ!」
というのも
「キリコより先にそんなガキに・・・いや〜!」
ってのもアリだけど(笑)、愛を教えるのにあーくるとは、彼女は後から何を学んでいたんだか(^_^;)

だって、キリコとは手も握っていないんですよ〜っ。
この世界で一般のお付き合いの型が当てはまるかはわかんないけど、その前にやることが沢山あるだろう!!ってー。
やっぱお姉様なんですね、色んな意味で(なんだそりゃ)。

そこで固まるお子ちゃまイプ君!
いきなり肉体に訴えられては、反応早いです(笑)
フィアナ、これが彼だったらどーかしら?なぁーんて思っていたかどーかは分かりませんが、リードの具合から言って、彼氏とこーなった時もかなり上手だったかと、妄想の世界へ行ってしまいます(イヤンなファンねぇ)。

だがしかし、運命のいたずら(この作品はこればっかじゃのー)、ここで目を覚ますキリコ!彼はこのPS二人の行為を目にするのです。
愕然とするフィアナ・・・!
それなのに、いよいよ自分の手でキリコを殺そうとするペールゼン。が、そこに後ろから襲い掛かる銃弾が・・・!
 
別れ(みつめあうが叶わず)


ここでフィアナはイプとキリコを戦わせない為に逃げる。
「フィアナ!」
キリコの声は彼女に届いていたと言うのに、彼に届くのは彼女の足音と彼女に寄りそう男だけ・・・。

でもキリコ、仲間を見捨てられないんですよねー。
ボロボロになりながらもようやくペールゼンを倒したバイマンを見届ける。
これはウド以前のキリコだったら出来なかったコトかもしれない。
以前のキリコは仲間に優しさを見せることなんてなさそうだもの。
しかも追い求めたフィアナよりも優先するなんて。
良いシーンです(塩沢さんも切ない演技ですね(ToT))。

そして、他の役目を終えたキリコは本来の目的に向かって走ります・・・フィアナ!
廻りを取り囲む炎も熱も彼には眼に入らないよう。
見えるのはフィアナがいると思われるヘリポートへの光。
そこは未来と希望が差し込む場所。
もしかしたらフィアナは自分を待っているのでは。
追いつけば、今度こそ自分と一緒に来てくれるかもしれない。
ここまで追ったのだから、彼女も自分の想いの強さに気がつくであろう、気がついて欲しい。
一心に走るキリコ。
彼の荒い息に合わせて自分の鼓動も激しくなるようで、すっげー、切ないっす(T_T)

火がぼうぼう燃えているのに気にしないで走る姿に彼の愛(*^_^*)が感じられて・・・。
「ああ、ボトムズはラブロマンスなんだな。」
と実感したのです(違う?)。

一方、フィアナはボローに促されるままにためらいながらもヘリに乗ります。
発進するヘリの窓際に座るのも彼と近づきたい想いか。
そこへやっとキリコが来る。
「想いが、愛する強さが足りなかったのだ。」
とは小説版の言葉ですが、正にそうなのです〜。
あと少し、フィアナがそこにいれば、キリコが早く着いたら二人は手に手を取って逃げていたでしょう・・・。
いえ、イプがいる限り無理なのですけど。
分かってはいても、願わずにはいられません。
彼女を見つめるキリコのあの熱い瞳を見てしまうと・・・。

目的など無かった彼がようやく見つけた光。
それは、彼女の感じていたそれよりも遙に大きい存在だったかもしれません。
誰かを求めている自分に応えが返って来る。
それも、愛を込めた目で。
それがどれ程の意味を持つかはクメンでの彼の行動でもわかりますが、失った悲しみは・・・。
ここで彼女はイプの為にキリコを捨てます。
それは廻ってキリコの為なのですが、彼は知る由も有りません。
彼に分かったことは、フィアナの連れていた男とフィアナとのシーンだけ。
女に疎い彼でもさすがにあれが何をしていたかは分かったみたいで・・・(^_^;)

 
恋も辛い(T_T)


キリコ、すげーショックだったでしょうねー。
何てったって、手も握っていない(しつこいけど)自分の惚れた女があんなことをしていたら・・・。
裏切りだ−っ!とヤケになって兵隊に志願するのも分かるかも(笑)

まあ、ここでキリコがどう感じていたかは
「すべてを忘れる為にここへ来た。」
という台詞からしか推測できませんが、どんなショックだったんでしょーか?
この時点ではキリコは彼女に告白(うわー、俗っぽい)とかしていないんですよね。
彼女が一方的に思いこみでキリコを慕っていたって感じで。
名前を付けた時も、せっかく彼女が色っぽく迫っているのに(早口なトコに思いこみが表れているような演技が好き(*^_^*))なぁーんにも返事もせんと、どーなっとんのじゃぁー!と思っていたのですが、いきなり
「俺と一緒に逃げよう」
とは・・・。
口には出さなくても既に心は奪われていたのか、キリコ。
呼び名が「お前」だもーん。「俺の女」テイスト満載(笑)

彼女も彼と目が合った時には伝わったようで(*^_^*)、愛しい男の名を呟きます。
「キリコ」と・・・。
これは周りには聞こえていたのでしょうか。
イプには?
もしそうなら彼のキリコへのライバル心は強烈に印象付けられたでしょう。
あのショックを受けた直後の男の名前。
自分の心にある感情を刻んだ女性の呼ぶ別の男の名前。
これがサンサ編までのしつこさにつながるのかも。
ああ、なんて一途なんでしょ、イプ。
彼女目指して一気にフォーリンラブです。

 
別れ


キリコは彼女のヘリが上昇するのを追うようにエレベーターに乗る。
一方彼女は、傍らに定められた伴侶を置いて、それでも彼を見つめるしか出来ないのですね。
追いつけないまま消えてゆくヘリ。
地上のキリコは放心状態で、それでも脱出します。
それは本能なのか、それとも彼女に会うという希望が少しでも残っていたのでしょうか?
「すべてを忘れる為」。
そう言う彼の声にも恋の香りがしているように聞こえてならないのです。



 
そして、クメンへ・・・?


・・・ってな感じで、フィアナさんファンサイドからあのアニメを見てみました。

オリジナル作品の中、1番のお気に入りな理由はラスト近くのヘリの窓越しに二人の目が合う所です。痺れてしまいました。
「あー、フィアナさん、残酷だなぁ、でもしょうがなかったのねぇ。」
などと考えるとまた見たくなっていまう作品でした。
大好き。

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