ATマーク
「装甲騎兵ボトムズ」が好きっ!
っていうかフィアナ及び郷田ほづみさんのファンな私の
独断と偏見に満ちたお話

〜二人は恋人??〜

 
キリコってどうよ?


さーて、始まりましたこのコーナー。
タイトルは「ふたりの」となっていますが、主に疑うのは主人公の彼、です。

彼はウド編から常にフィアナを求めて旅を続けているようですが、本当にそうなのでしょうか?
それは、彼がいつも受身であるということが引っかかってならないのです。

 
やっぱつれない・・・。


神の後継者、触れ得ざる者、異能者などと呼ばれ、ついでにPSも所有している彼は常に誰かに狙われています。
確かにウドでは彼女の為に危険を侵して治安警察やヂヂリウム保管庫に進入したりしていますが、彼女に出会ってもそれは自分の疑問の為。
追うのも自分の為。
一応デライダに行ったりはしてますが、それは独占していたと思っていた「物」が逃げたからに見えてならないのです。

その為、クメンでようやくフィアナと合流しても彼はフィアナの説得に耳も貸さず、カンジェルマン宮殿へ向かいます(釣った魚に餌はやらないのですね)。
彼女の
「あたしはあなたのなんなの?」
という問いに彼は
「分かっているはずだ。」
という答えのみを返します。

でも、分かりませんよー。
本人もモノローグで「何があるというのだ?」って言っているのに。
 
さらにつれない・・・。


戦艦Xでの出来事は彼を臆病にしました。
自分の過去を見るのがイヤだから、彼女を避けて篭ろうとする。

それが解消されたのは、彼女のジジリウム不足の旅でした。
愛の告白にも、ただ抱きしめるしか無い彼。
自分の無力さを思い知った、ということでしょうか。

そこでそのまま一緒に死んででも離れたく無いという彼女でしたが、都合よく酸素ボンベが見つかって二人は助かる。
ゾフィーをも助けて。
でも、彼がそうしたのも彼女の為というか、彼女がいたからです。
まだ未熟な魂が、彼女によって少し開放されたのか?と思う大切な話でした。

ですが、クエント編で彼はワイズマンにこう言います。
「お前と心中するつもりだ。」と。
相手が違うじゃん!と叫ぶあたし。
あそこで彼女が彼を信じて仲間の静止を聞かないで追ってきたからこそ、彼はフィアナを失わずに済んだのです。
それなのに、死を覚悟してまで2人でいようと言った彼女を置いて?
「ああ、この男は〜!」と、めまい。
彼女が来た後には彼女の信じる気持ちの強さに感激。
仕方なかったとはいえ・・・フィアナの評価、さらにアップ(笑)。

 
レッツ、成長!


そしてふたりで脱出。
仲間と合流後の彼も前と変わらずに、ただ追手から逃れながらの生活です。
コールドスリープに入るのも、彼女を失うことへの恐怖からでしょう。

「一緒にいましょう。」と過去に言ったフィアナ。
でもそれは一瞬でも2人の時間を大事にしたいという思いからでした。
でもこの時のキリコの判断って、なんか子供です。

だから彼にとってフィアナはただの「自分を溺愛してくれる人」なのかと疑うのです。
ただ居場所を求めているだけなのではないか、と。

なんかなぁ。
フィアナママン、頑張れ!
次の作品で復活し、キリコ君に「カツ!」なのじゃよ〜。

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